アイダ設計の注文住宅「ブラーボスタンダード」には2016/10/01現在、8つの特別仕様があります。
888万円にちなんで8つの特別仕様をご用意しました!
とありますが、実際必要かどうかを考えておきましょう。
特別仕様とは
特別仕様とは標準仕様の他に、その時のモデルに「特別に」付け足した装備などです。ですので、必要な装備だと嬉しいですし、特に必要ない装備ですと無駄に思えるところもあります。
とはいえ、オプション品が特別仕様になっているものもありますので、得した気分にはなれます。
8つの特別仕様
アイダ設計のブラーボスタンダードでの特別仕様としているものです。
- 食器洗い乾燥機
- 対面式カウンターキッチン
- タイガーハイクリンボード
- トイレ
- 浴室暖房換気乾燥機
- 洗面台
- 浴室TV
- 全熱交換換気システム
になっています。
現在のブラーボスタンダードは、自分が建てた仕様から少し変わっているようなので、比べながら書いてみます。
食器洗い乾燥機
ママにうれしい食器乾燥機付きキッチン。
自分が建てた頃のキッチンには付いていませんでした。ですので、必要な方には嬉しい仕様になっていますね。食器乾燥機オプションは結構高いのでそういう意味では嬉しいかもしれません。
反対に収納できる量が減るので、食器棚が必要になるかもしれません。食器棚は結構スペースを取りますので、設計時にスペースを確保する必要があります。食器棚はオプションですので、アイダ設計に頼むか他で頼むかは自由です。
対面式カウンターキッチン
子どもの顔を見ながら料理ができる。広々キッチンカウンター。
結構需要があるので、もともと標準的なものかもしれません。キッチンは標準で付いていますのですがカウンターの板がオプション扱いでした。その分が特別装備として追加されたのでしょう。ですので、すごい特別装備!というわけではありません。
対面型キッチンは設計時にかなり考えないとダイニングやリビングの大きさがかなり狭くなる可能性がありますが、必要な人にはやはり嬉しい装備です。
うちは壁に向けた普通のキッチンにしました。
タイガーハイクリンボード
ホルムアルデヒドを吸収分解する室内用ボードで小さいお子様も安心。
ホルムアルデヒドを吸収分解するという言葉を全面に出してきていますが、このような石膏内壁は基本的に標準装備だと思いましょう。
トイレ
お洒落で便利な収納付トイレ。
標準仕様にはない収納が付いたトイレということになっています。トイレットペーパーなどを入れる収納は便利ですので、嬉しい仕様だと思います。公式サイトの写真ですと便器も標準ではないようなので、確認は必要です。
浴室暖房換気乾燥機
雨の日の洗濯物にとっても便利。冬場でもあったかい、浴室暖房換気乾燥器付お風呂。
基本として24時間換気システムの核となる装備ですので、もともと標準仕様かもしれません。うちのも標準で浴室乾燥が出来ますので、同じ仕様になると思います。
洗面台
洗面台グレードアップで収納力もさらにアップ。
洗面台のグレードアップですが、実物を見られれば良いですね。うちで付いていたのは3面鏡で裏も物が入りますが、奥行きが短いので結構使い勝手が悪いのですね。どのようにグレードアップしたかはその時の扱っている製品次第ですので営業に聞いたほうが良いと思います。
結構扱うモデルが変わるのですね。
浴室TV
大画面14型の浴室TVでたのしいバスタイム。
趣味丸出しの浴室テレビです。大人がゆっくりとした時間を過ごすには良いですが、子供が居るときは無い方が良いかもしれません。ですので、必要かどうかを考えることが大切になってきます。
全熱交換換気システム
新鮮な空気を取り入れて一年を通じて健康的で快適な空間をキープし、気になるニオイもしっかり脱臭します。
換気で入ってくる空気と出て行く空気の温度と湿度を交換する装置です。よって、24時間換気システムが3種から1種になる可能性もあります。
アイダ設計の第3種の換気ですと、部屋の空気がそのまま風呂場などに流れて排気され、部屋にある吸気口から外気が入ってきます。
熱交換器を使う場合、吸気も排気も一旦熱交換器に通します。その過程で外気と部屋の空気の温度と湿度が交換(平均化)されて部屋と外に空気が出ていきます。第3種に比べると、部屋から出る空気と部屋に入る空気の温度差と湿度差が少なくなり、部屋の温度と湿度が変化しづらくなります。
ですので、原理上部屋の空調管理に関してはエコになります。欠点は匂いも交換されるので多少戻ってきます。アイダ設計では「しっかり脱臭します」と表示をしているので、熱交換システムに脱臭ユニットが付いた物を採用しているのかもしれませんね。
最後に
以前オプションだった装備が特別装備であればお得と感じますが、特別仕様と言っても特別だからと鵜呑みにしてはいけません。ただのセールストークの場合もあります。
もともと標準仕様に組み込めても、「特別」という文字に弱い日本人はついつい嬉しくなってしまいます。「限定、特別」という言葉に惑わされず、必要な機能や装備をある程度最初に絞って必要がない機能は特に評価をしないくらいの心構えが必要です。
そして、特別仕様は使わなくても安くならないかもしれませんので、不必要な特別仕様があった場合は営業に安くなるかどうかを聞いてみましょう。
他の部分で安くするという選択肢がでるかもしれません。
注文住宅ですので、できるだけ好きな仕様に近づけて建てたいものですね。