屋根の形もいろいろ。メリット・デメリットを考える

家の雑学
paulbr75 / Pixabay
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家には必ず屋根があります。その屋根もそれぞれの家で色々な形があります。

ですが、屋根には基本の形というものが存在して、その組み合わせで成り立っていることがほとんどです。

ここで、屋根の形を性能などの面から見ておきたいと思います。

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屋根の形の基本形

代表的な屋根の種類になります。

切妻屋根(きりづまやね)

2枚の屋根板で構成される形で、1番馴染みがある形だと思います。

切妻屋根

家といえばこの形が1番イメージが強いと思います。あまり複雑な形ではないのでコストも高くなく、不具合も出にくい形です。

片流れ屋根(かたながれやね)

一枚の屋根が斜めに付いている形の屋根です。

片流れ屋根

コストは安く、メンテナンスも構造が単純な分安価で済みます。また、南側を向ければ太陽光発電パネルを置くには1番効率的な形とも言えます。

雨樋は水が集中するため痛みやすくなります。雪も1方向にまとまるので、下にクルマなどを置くと大変なことになる可能性も高くなります。

寄棟屋根(よせむねやね)

切妻屋根から角を落として4枚屋根にした感じになります。

寄棟屋根

家の4方向に軒下ができるので、雪や風雨の流れが分散するので、屋根への負担が偏らなくなります。

屋根の枚数が増えるということは、雨漏りの可能性も増えるので、少々メンテナンス費用が上がる場合があります。最近多く見る屋根です。

方形屋根(ほうぎょうやね)

家のてっぺんから4方向に屋根が下りているものです。ピラミッド型といえばわかりやすいと思います。

方形屋根

家の形が正方形であれば方形屋根、長方形なら寄棟屋根になります。

屋根の枚数が多いので、多少雨漏りの可能性は高くなりますが、どの方向にも雨や雪が落ち、風も受け流せるので屋根への負担はバランスが良くなります。

まとめ

切妻屋根 片流れ屋根 寄棟屋根 方形屋根
維持コスト 普通 安め 少し高め 少し高め
メンテナンス性 普通 少し大変 少し大変
棟換気 普通 ほぼ出来ない 少し大変 少し大変

1番の基本的な屋根は切妻屋根で、屋根材もまずは切妻屋根で使うことを前提に作られています。換気経路も作りやすいので基本でありながら、機能性も高い屋根です。

後の屋根は、何らかの用途や見た目、メンテナンス費用、耐久性などいろいろな理由で決めることになります。

大抵は好みで決めることになりますが、一長一短はあるので、それを踏まえて屋根の形を選びましょう。

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