2階建てと平屋、どちらが防犯しやすいのか

家の雑学
mohamed_hassan / Pixabay
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平屋は防犯していないと不安と言われることがあります。防犯、つまり犯罪がその家で起きるのかどうか、それを防げるかどうかということなのですが、これは一言で簡単に言えるものではありません。

犯罪と言っても色々なケースがありますので、それに沿った対策が必要になります。

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主な防犯手段

家で防犯を強化するにあたっては、主に考えられる点を強化しておくと、比較的狙われにくくなります。

  • 防犯センサーを付ける
  • 防犯カメラをつける
  • 防犯ライトをつける
  • 窓のサッシを強化する
  • 施錠は複数行う
  • 犬を飼う

などがあります。それぞれに特長がありますので、できるものはやっておいたほうがよいかもしれませんね。

長所 短所
防犯センサー 侵入者がいると反応してサイレンが鳴ったり通報できる。警備会社と契約したときの設備はこれ。 誤動作も時々あるので、警備会社と契約しているものであれば、誤動作確認が必要
防犯カメラ 映像が撮られるので、侵入者は嫌がる。犯罪の証拠として使えることもある 家中をカバーするには数カ所必要で、その映像を録画するのが結構たいへん。
防犯ライト 電源を引ければ付けられるので、防犯設備としてはお手軽。暗闇でライトに照らされるのは、侵入者にとっては非常に嫌なことなので、すぐに逃げる可能性もある ただのライトなので、わかっている人には無力。
窓サッシ強化 直接窓から入れないようにしたり、直接侵入する手間を増やすので、時間をかけるのが嫌な侵入者を防ぐことができる。 大窓であれば、破壊できるので完全に防ぐのは難しい。
施錠を増やす 玄関や窓の鍵を複数にして、侵入をするまでの時間を増やす。侵入に時間がかけさせて撤退させるのが目的。空き巣狙いには効果的。 玄関は大丈夫でも、窓の方に侵入口が見つかるとあまり意味がない。窓を壊されるタイプになると弱め。
侵入者に吠えるので、騒音を嫌がる侵入者は避ける傾向がある。 吠えない犬もいる。

完璧な防犯はありませんので、どこを強化するかを考えて行うのが良さそうですね。

2階建てと平屋の防犯はどちらがやりやすい?

2階建てと平屋のどちらが防犯しないといけないという話はよく出ますが、どちらも得手不得手がありそうです。

長所 短所
平屋 侵入口が少ないので対策しやすい 延床面積が小さくなるので、入られたら被害が大きくなりがち。
2階建て 2階からの視野が広いので、カメラなどで広範囲をチェックすることができる。 侵入口が多い。

実際の所、防犯しやすいという点では、1階だけの対策で済むので、実質的な空間が狭い平屋のほうが、比較的防犯対策はやりやすいと思います。

とは言え、外から2階に登れないようになっていれば2階建てと平屋での大きな差はないので、特に1階部分をしっかりと防犯をしておくのが良いですね。

特に窓サッシの強化は家を建てるときにやっておくと楽かもしれませんね。

玄関扉や窓等の強化で家に直接入られないようにする、防犯カメラや防犯ライトで家に近寄らせないようにするという2通りの防犯を組み合わせて、家の安全を守りましょう。

平屋でも2階建てでも最初に防犯の内容を織り込もう

防犯に関しては、平屋でも2階建て以上でも基本はあまり変わりません。

侵入経路を少なくすることが重要ですので、玄関の多重ロック、窓やサッシの強化(シャッター含む)が基本で、さらに防犯カメラや防犯ライトの設置、さらには敷地内に入りにくくするなどの近寄らせない工夫を行います。

この点は平屋でも2階建てでも変わりません。

2階建て以上は、さらに外から2階に登れるような状況を作らなければあとは特にやることはなさそうです。

防犯を考えて平屋にするかどうかではなく、2階建てでも平屋でも、最初から防犯を見据えた家を建てたり設備をしっかりと整えるのをおすすめします。

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