アイダ設計はハウスメーカーですから、家の設計はお手の物です。
しかし、注文住宅というものは注文する側が仕様を決めていかなければなりません。建売に比べて余計なものが付かない分、必要なものを指定しないとそれさえも付かなくなります。
ですので、住みたい家をイメージしながら方眼紙やPCソフトなどを使ってある程度形にしたほうが後々トラブルも少なくなります。
そこで、設計して図面を引いてもらうまでの注意点をまとめておきたいと思います。
家の設計の注意点
まずは最低限のことを忘れないようにします。そんなに細かく決めなくても、あとあと修正がかかりますので必要な建具や装備をまずは配置していきます。それだけでも、アイダ設計側はやりやすくなるでしょう。
配置する目安が、ひとつのマスが約95cm四方で1間が190cmくらいでしょうか。そのマスをいくつ使うという感じですね。ひとつのマスが畳が半畳分だと思えば把握しやすいと思います(多少の誤差はあります)
間取りをある程度決めておく。
アイダ設計のブラーボスタンダードは結構自由がきくシリーズです。最低限の間取りは決めておかないと設計自体ができません。
まずは、大まかな間取り(部屋の数、広さなど)を決める必要があります。まずは作りたい家の大まかな間取りを決めておく必要があります。
床の材質を決める
といっても、基本はフローリングです。フローリングだけならば、全部フローリングと指定すればそれで終わります。
和室などを作る場合は、基準の高さのフローリングに合わせるかどうかを含めて指定したほうが良いです。
玄関の位置を決める
玄関をどのくらい重視するかにもよりますが、玄関を忘れないようにしましょう。
結構玄関の設定を忘れてしまう場合がありますので、道路から見てどの位置に入るかを決めておきましょう。2×2の4マスが結構ギリギリサイズです。
キッチンの位置、向きを指定する
カウンターキッチンにすることもできるので、キッチンの向き、コンロの位置を指定する必要があります。大きいパーツですので、多少早めに設定しましょう。
風呂場の指定をする
約1坪のシステムバスが標準になっています。2×2の4マスで配置します。
洗面所の指定をする
洗面台も標準であります。1マス×1.5マスくらいの大きさがあるので、横に洗濯機を置く場所ができるかもしれません。
洗濯機置場を指定する。
室内ですと洗面所に置くことが多いですが、動線を考えて置いたほうが使いやすいです。排水口と蛇口と専用コンセントが設置されますので指定する必要があります。排水パンはオプションです。1マスくらい使います。
扉の位置、開き方を指定する
扉も必要になりますので、扉の配置、開く向きなどを指定します。引き戸も作れますので、それを含めて考えましょう。
トイレの位置を指定する
トイレも標準装備です。平屋ですので1個が価格に入っています。うちでは2個にしたので追加料金が発生しました。最低限1×2マスの大きさでトイレは配置できます。
洋式トイレ(シャワートイレ仕様)と、2ロールのペーパーホルダーが標準で、タオル掛けはありません。
部屋の窓の仕様を決める
部屋には必ず窓がつきます。その窓を掃き出しにするかどうかなど、窓の仕様を決めたほうが良いです。
シャッター付きかどうか、カーテンレール付きかどうかを含めて営業に確認しましょう。採光の理由のために欲しくない位置に窓が付く場合もあります。
コンセントの位置は自分で決める
結構忘れがちなのがコンセントです。コンセントの位置(高さ含む)は指定したほうが良いです。指定がなければ作られません。
使うであろう電化製品をイメージして、コンセントの配置(2口コンセント)を決めましょう。
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 掃除機
- テレビ
- 電話機
- ルーター
- パソコン
などです。エアコンとトイレと洗濯機は専用のコンセントは標準で付いてきます。
テレビアンテナの位置を決める
テレビアンテナ自体はオプションですが、使わないなら使わない、使うならどこにアンテナを引くかを指定します。設計においてテレビを置く場所をイメージしておかないとアンテナ線を部屋の中に這わせることになるかもしれません。
収納場所を指定する
クローゼットや押し入れなど、どこに収納スペースを作るかを指定します。基本は1マスの奥行きで横1~2マスになりますが、横1.5マスという大きさでも対応してもらえます。
我が家では、3マス分で2つのクローゼットをつけてもらいました。
外の照明を指定する
部屋の照明位置は、部屋やリビングダイニング次第で言わなくても設定してくれますが、家の外を照らす照明を付ける場合は、取りつける照明、位置を指定します。
家の中に駐車場がある場合、その駐車場を照らすライトなどに有効です。
まとめ
はじめ方のの段階でイメージして大まかな図面が作れれば、アイダ設計の営業に見せて確認してもらいましょう。
設計上できないこともあったりしますので、そのときは設計の見直しをする必要が出てきます。ですが、ある程度決まっているので修正もそんなに手間がかからなくなります。
まずは住む家のイメージを膨らませて設計をしていきましょう。