住宅を建てると、電気線やテレビアンテナ、インターネット用のケーブルなどを家に引き込む必要があります。
昔はさておき、今の住宅には引き込みをするところがちゃんと設けられていて、そこからケーブル類を入れるようになっています。
つまり、最初からケーブルを通す通路が作ってあるので、壁に穴を開けてケーブルを通す必要がないのですね。
自分も最近の家のことはわからなかったので、備忘録的に書いておきたいと思います。
住宅のケーブル引き込みについて
住宅にケーブルを新たに引き込む場合、家の状態によって方法が幾つかあります。
- 引き込み線から配管を通す
- エアコン穴から通す
- 通気穴から通す
- 壁に穴を開ける
という感じでしょうか。
引き込み線から配管を通す
建築時に配管を通しておいて、その配管を使って引き込む方法です。
今回アイダ設計で建てた注文住宅はこの方式になっていました。
もともと光ケーブルを入れると伝えてあったからかどうかはわかりませんが、配管が先にあったのでかなり光配線工事はスピーディに終わりました。
配管の引き込み口が3つあります。左が電気、真ん中がテレビアンテナケーブル(未使用)、右が光ケーブルです。光ケーブルを設置するときにブラケットを壁に付けて支えています。
基本は電気、テレビ、電話で3本の引き込み口なのかもしれません。
我が家では玄関に光ケーブルを通すことを前もって説明していたので、この配管から入ったケーブルは屋根裏を通り玄関へ通っています。
ケーブル工事のとき、玄関のマルチパネルを交換し、光コンセントが付くことになりました。
工事もすぐに終わるので、最初から引き込み口を作る方式が1番安全です。
エアコン穴から通す
賃貸住宅などでありがちなパターンです。壁に穴を開けられない場合、エアコンのパイプを通す穴にそってケーブルを通します。
好きな場所に入れられないので、ルーターなどを置く場所がかなり制限されます。
通気穴から通す
通気穴がある家ではそこを通す場合もあります。これもエアコンの穴と同じく、どこの穴に通すかでルーターなどを置く場所が決まります。
壁や屋根下に穴を開ける
一軒家持ち家の方は穴を開けるという手段もあります。
好きなところに開けられますが、シールや養生、ケーブルの保護をちゃんとやらないといけません。
見かけもあまり良くないので最終手段でもあります。
おすすめ方法は、引き込み口から配線を通すパターン
工事の難易度や時間、壁に穴をあけるなどのリスクを考えると、一番良いのは「引き込み口から配線を通す」となります。
事前に計画が必要ですが、線を通す場所ができている状態ですので、工事ミスもほとんどありませんし、部屋を線がはい回るようなことも最低限で済みます。
新築の注文住宅であれば、分かる限りでどこに何を置くかを決めておくことをお勧めします。
我が家では、玄関にルーター関連と電話機を置くことにしていたので、「光回線を引く」「ルーターは玄関に置く」というのをアイダ設計に設計段階で伝えました。
ですので、光回線の工事はかなり早く終わりました。
引き込み口まとめ
アイダ設計では、電気とテレビと電話線の配管は特に指定もなく作ってくれていました。
光ケーブルを通すのも設計段階で言っていたので、その分の配管も準備されていた感じはあります。
ですので、注文住宅を建てる際には、有線放送のケーブルやテレビアンテナケーブル、光ケーブルを通す可能性を考えて、あらかじめルーターを置くような場所に配線を通すことを伝えて置くことをおすすめします。
さらにテレビアンテナや家庭内で有線LANを引く場合、さらに配管を設計しておくと良いですね。
配管をあとで施工するのは大変ですので、事前に配管を通してもらっておきましょう。