家を建てるときに重要なのが外壁と屋根です。ここに隙間などがあったり、簡単に壊れる物を使われると雨漏りや隙間風などが発生してしまいます。
アイダ設計の注文住宅、ブラーボスタンダードでは「コロニアル」を使用しているということですが、一般的にはコロニアルという言葉はあまり知られていません。
ここで、屋根のコロニアルというものは何かを書いておきたいと思います。
コロニアルとは
コロニアルとは屋根材の名前で、もともとはスレートと言われる建材の商品名でした。
同じように「カラーベスト」というものもスレートの商品名ですので、基本として「コロニアル」と「カラーベスト」は同じスレートだということになります。
そして、スレートとは「粘板岩を使用した建築材料」の事を指し、それを使った屋根がスレート屋根になります。
性質としては、トタンのような素材よりも瓦のような素材に近いものになります。イメージ優先でざっくりいうと、「塗装された薄くて大きい焼物っぽい板」がスレートです。
アイダ設計のコロニアル屋根
天然の粘板岩を使ったものは非常に高価でデリケートな素材ですので、低価格住宅で使えるようなものではありません。
今のスレートはセメントと繊維を混ぜて作った人工のスレートが主なものになります。約5ミリ弱のスレート屋根材を並べて貼っていくのが、アイダ設計で表示されるところの「コロニアル屋根」になります。
ちなみに屋根材メーカーはケイミューです。
注文するときには、屋根の素材自体は選べませんでした。色が3色あるのでそこから選びます。緑系、黒系、茶色系だったかと思います。
なお、屋根の形などは躯体の設計時点で指定する必要があるので、そこは前もって営業に伝えましょう。指定しない場合は、適当な屋根を選んでくれます。うちでは屋根の形指定しなかったので寄棟屋根になりました。
瓦との違い
瓦は基本焼き物です。たまにセメント瓦もあります。
スレートと普通の瓦の大きな違いとしては以下の通りです。
スレート | 瓦 | |
---|---|---|
経年耐久性 | そこそこ | 高い |
耐震性 | 普通 | 低い |
価格 | 安価 | 高価 |
施工性 | 楽 | 大変 |
重量 | そこそこ | 重い |
のような感じです。スレート屋根は施工性がよくて値段が安いので(天然スレート除く)、一般的な住宅によく使われるようになりました。
まとめ
アイダ設計の低価格注文住宅はスレート屋根になっています。色を選べるくらいの選択しかできませんので、外壁材を選ぶのにあわせて屋根の色も選びましょう。
基本的に地味目の色合いですので、あまり気にしなくても大丈夫かもしれないです。