アイダ設計は土台スペーサー採用!そもそも土台スペーサーとは?

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アイダ設計のブラーボスタンダードにおいて、床下の換気は「土台スペーサーによる換気方式」となっています。

従来の床下換気に替え、土台スペーサーによる換気方式を採用。建物全周にわたるスリット換気で床下全体をムラなく換気し、土台がコンクリートから浮くため湿気が伝わりにくく、土台の耐久性を高める上でも有効で長期にわたって安心です。

888万円の家|注文住宅|アイダ設計(ハウスメーカー)

床下の換気をしなければ木造住宅では湿気が溜まり、傷みやすくなります。いくつかある換気方法のうち「土台スペーサー」方式にしてあるということですね。

この方式はどのようなものになっているのでしょうか。また、壊れたりしないのでしょうか。

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床下換気方法

主に2つの方法があります。

  • 床下換気口をつくる
  • 基礎パッキンを入れる

です。

床下換気口をつくる

昔は当たり前にあった方法で、基礎に換気口を開けておく方法です。

古い建物の基礎の横に幾つか四角い穴がありますが、これが床下の換気口です。基礎に幾つか穴を開ける必要があり、さらに格子がはめられていると思います。

この換気口から自然換気、強制換気を行います。強制換気というのは、床下に換気扇を入れて強制的に排気するものです。

スペーサーを入れる

アイダ設計の説明において「土台パッキン」と言っているものです。通気性のある基礎パッキンを基礎の上に基礎パッキンを敷いて、そのパッキンのさらに上に木造躯体の土台が乗ります。

パッキン同士の隙間があるので、そこから換気が行われます。現在主流のタイプです。

基礎と土台の間に隙間を作るって換気をする工法は昔からあるもので、それの進化した形が基礎パッキン工法です。

基礎パッキンの長所と短所

換気性能

基礎パッキン工法は、家の全周に渡って小さい通気口ができる形になります。ですので、特に基礎内外周部の換気はかなり良くなります。換気口ですと換気口周辺は乾燥しやすいですが、コーナー部分などは空気が留まるので乾燥しにくいです。

両方とも、中側は基礎の構造によってうまく空気の流れを作らないと滞留しますので、その部分は他の方法を使う場合もあります。

基礎パッキンの耐久性

現在の基礎パッキンは特に耐久性を心配するものでは無いようで、数十年保つと言われています。むしろ基礎パッキンよりも木造部分の土台や柱のほうが耐久性の心配をしたほうが良いです。木造部分はカビやシロアリなどによって傷んでしまいます。

基礎から土台へ水分が上がりづらい

通常、換気口を付けた家は基礎に直接土台を乗せる形になりますので、基礎の水分が土台に移ってしまいます。

基礎パッキンですと、基礎と土台の間に挟まる形ですので、水分が土台に届きづらいのです。コンクリートは結構水分がありますので、重要な点です。

基礎の強度が違う

構造上、基礎に通気口があると強度が下がります。基礎パッキンですと基礎外周部に通気口を作らなくても大丈夫になるので、通気口がある場合よりは強度は高くなっています。

通気口の部分は基礎に割れ目が入りやすい場所になるので、基礎パッキン工法で通気口を開けないほうが良いと思います。

まとめ

現在主流の基礎パッキン工法をアイダ設計は取り入れています。ですので、工法という意味では特に心配をする必要はありません。

ですが、心配なのは施工ですので、そちらを気にしておいてちゃんと施工されているかどうかを確認したほうが安心です。

ここでも第三者機関の目が有効ですので、余裕がある人は依頼してみてはいかがでしょうか。

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